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三年間の幸せ ◆ZbL7QonnV. ……死んだはずだった。 たった三年間の寿命を終えて、彼女は死んだはずだった。 今でも、はっきりと覚えている。 幸せだった、と。 ジョシュアに出会えて幸せだったと、人として生きる事が出来て幸せだったと、そう言い遺して彼女は眠りに就いたはずだった。 「ラキ……」 胸に、微かな痛み。 ああ、まだ自分は彼女の事を忘れてはいない。 彼女と共に過ごした日々を、そして彼女を失った悲しみを、まだ自分は忘れていない。 ジョシュア・ラドクリフは――グラキエースを、愛している。 彼女と共に過ごした時間は、彼女の寿命が尽きるまでの三年間。決して、長い時間ではない。 だが、彼女との思い出は、それこそ星の数ほど無数にあった。 何気無い一日の繰り返しが、彼女と共に過ごした穏やかな日々の積み重ねが、ジョシュアには何よりも大切な宝物だった。 そして、きっと彼女にとっても。 だから、彼女は笑って眠りに就いたのだ。 彼女と過ごした日々が幸せだったからこそ、ジョシュアもまた微笑み彼女を見送ったのだ。 だが―― 「生きて……いるのか……?」 このバトルロワイアルの会場に降り立ってから、懐かしい感覚が彼を襲っていた。 ジョシュア・ラドクリフの中に溶け込んだ、グラキエースの心の欠片。それが、再び目覚めようとしていたのだ。 ……彼女が死んでから、ずっと胸の奥で燻っていた喪失感。だが、今はそれを感じない。 そう、グラキエースは生きている。 この、殺し合いが行われている世界の中で。 ならば、どうする? 俺は……。 「……逢いに行くよ、ラキ」 胸の中で騒いでいる、冷たく澄んだ彼女の心。 それを確かめるように、ジョシュアは胸元に手を置き言う。 どうして死んだはずの彼女が居るのか、その理由は分からない。 だが、彼女が生きているならば、自分の為すべき事は決まっている。 そう、逢いに行くのだ。 繋がり合う心の糸を手繰り寄せ、必ず彼女に辿り着いてみせる―― 「……誓ったからな。俺が、君の居場所になると」 だから、俺は彼女に逢う。 そう誓って、ジョシュアは機体に乗り込んだ。 【ジョシュア・ラドクリフ 搭乗機体:騎士機ラフトクランズ アル=ヴァン機(スーパーロボット大戦J) パイロット状況:良好 機体状況:良好 現在位置:D-2 第1行動方針:グラキエースとの合流 最終行動方針:ゲームからの脱出 備考:グラキエースとの精神共感 ラース・エイレム使用不可能 オルゴンソードFモード使用可能(クロー、ライフルはFモード使用不可能)】 本編14話 アンチボディ、二体
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旧管理人が放置中のようですので、更新がしにくい状態にあります。 WIKIの編集は管理権限がないと不便なので、外部リンクにてここより誘導いたします。 誘導先はWIKI形式ではなくブログ形式にしてあります。(私がWIKIの使い方がイマイチわからない為) どなたかあらたにWIKIを作成してくださる方が現れるか、此処のWIKIの管理権限を手に入れてくれる方が現れるまではリンク先でガマンしてください。 リンク先はライブドアブログになりますが、外部リンクになるので心配な方はリンク先のURLをウイルススキャンしてください。 WIKIは誰でも編集可能ですので、用心してください。 リンク先⇒レゴ バットマン 攻略blog (レゴバットマン 攻略ブログ http //blog.livedoor.jp/analog920-legobatman/)
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概要 ストーリー第5章からの自由行動時に外出するの選択すると闇バトルに行くことができる。 3連勝するとストーリー内で使えるカスタマイズパーツを入手出来たり、仲間を増やしたりできる。 使うゾイドは自分のものをそのまま使う。 詳細 何度か検証してから掲載予定。 入手出来るパーツ等の情報求む。 コメント Bルート9回目 エレファンダー、セイバータイガー、凱龍輝 3回の選択のうち1回しか遭遇しない? -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 07 37 Bルート10回目 パンツァー、凱龍輝(オスト)、パンツァー(リーリエ) ステージが鍾乳洞に。オストとリーリエが仲間に。 -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 18 05 Bルート11回目 フェニックス、イエーガー、パンツァー ルートの選択肢から格納庫が消えオスト私室 リーリエ私室出現 -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 23 23 Bルート12回目 イエーガー、パンツァー、アイアンコング -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 28 00 Bルート13回目 フェニックス、セイバータイガー(ネルケ)、フェニックス(ノルデン) ステージが遺跡みたいな場所に戻る。ネルケ、ノルデン仲間に。 -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 36 13 13回目でなぜかロングレンジバスターキャノン入手 グレードみたいなのがあるのかもしれない。 -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 37 54 Bルート14回目 ライガーゼロ、アイアンコング、フェニックス バスターキャノン入手 ネルケ私室 ノルデン私室追加。格納庫は消えない。というか消えたらネルケとノルデンをサブパイロットにできない。 -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 45 06 Bルート15回目 フェニックス、ライガーゼロ、ライガーゼロ 入手パーツなし -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 48 32 A、Cルートの闇バトルの検証と、3回のうち一度闇バトルに行けば全員仲間にできるか等は後日検証します。 パーツの検証は暇があればデータ消して検証するかも 随時情報はお待ちしております。 -- (wiki管理人) 2012-03-24 18 59 51 Bルートコピペ済み -- (wiki管理人) 2012-03-24 19 20 37 名前 コメント すべてのコメントを見る
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投下順に読む Opening~100 101~200 時系列順に読む 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 参加者ごとに読む キャラ別追跡表 時刻 タイトル 登場人物 登場機体 場所 作者 18 00 第三回放送 アルフィミィ デビルガンダム ネビーイーム ◆ZqUTZ8BqI6さん 18 00 貫け、奴よりも速く キョウスケ ゲシュペンストMkⅢ D-7 ◆VvWRRU0SzUさん 18 30 伏せた切り札 全ては己が目的のために ユーゼスアキトガウルン統夜テニア メディウス・ロクスブラックゲッターダイゼンガーヴァイサーガベルゲルミル B-2A-2 ◆ZqUTZ8BqI6さん 19 00 銃爪は俺が引く ユーゼスアキト メディウス・ロクスブラックゲッター B-2 ◆VvWRRU0SzUさん 20 00 life goes on(1)life goes on(2) アムロカミーユキラアイビス甲児ソシエロジャーブンドルバサラシャギアキョウスケ ガンダムF91VF-22S・SボーゲルJアークネリー・ブレンストレーガガナドゥール騎士鳳牙サイバスターラーゼフォンゲシュペンストMkⅢ D-3 ◆XrXin1oFz6さん 20 30 moving go on(1)moving go on(2)moving go on(3)moving go on(4) アムロカミーユアイビス甲児ロジャーシャギアキョウスケ ガンダムF91VF-22S・Sボーゲルネリー・ブレンストレーガガナドゥールフォルテギガス騎士鳳牙サイバスターゲシュペンストMkⅢ D-3 ◆XrXin1oFz6さん 20 30 Alchimie , The Other Me ノイ・レジセイアアルフィミィアルフィミィ デビルガンダムペルゼイン・リヒカイト ネビーイーム ◆XrXin1oFz6さん 20 45 竜が如く ガウルン統夜テニアアルフィミィ ダイゼンガーヴァイサーガベルゲルミル H-3 ◆VvWRRU0SzUさん 2 00 Alter code Fire2nd IgnitionAdvanced 3rdAdvanced 3rd(2)The 4th DetonatorThe 4th Detonator(2)The 5th Vanguard ガウルン統夜テニアユーゼスアキトカミーユアイビスロジャーシャギアソシエバサラキラアルフィミィ ダイゼンガーヴァイサーガベルゲルミルメディウス・ロクスブラックゲッターF91Jアークネリー・ブレン騎士鳳牙サイバスターラーゼフォンアルトアイゼン・リーゼデビルガンダム E-3ネビーイーム ◆VvWRRU0SzUさん 2 30 彼方よりの帰還 カミーユアイビスロジャーアキト統夜ノイ・レジセイアAI1 サイバスターネリー・ブレン騎士凰牙アルトアイゼン・リーゼヴァイサーガペルゼイン・リヒカイトデュミナス ネビーイーム ◆7vhi1CrLM6さん 2 45 楽園からの追放者(1)楽園からの追放者(2) 統夜アキトロジャー ヴァイサーガアルトアイゼン・リーゼ騎士鳳牙 ネビーイーム ◆VvWRRU0SzUさん ??? ネクスト・バトルロワイアル(1)ネクスト・バトルロワイアル(2)ネクスト・バトルロワイアル(3)ネクスト・バトルロワイアル(4)ネクスト・バトルロワイアル(5)ネクスト・バトルロワイアル(6)ネクスト・バトルロワイアル(7)ネクスト・バトルロワイアル(8)ネクスト・バトルロワイアル(9) カミーユアイビスロジャーアキト統夜ノイ・レジセイアAI1 サイバスターネリー・ブレン騎士凰牙アルトアイゼン・リーゼヴァイサーガペルゼイン・リヒカイトデュミナス ネビーイーム ◆XrXin1oFz6さん
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ミュージックスタート! ◆T6.9oUERyk 「いい天気だぜ、絶好のライブ日和だ・・・」 巨人の肩に乗った青年は、立ち並ぶ木々の梢を見下ろしながらギターをかき鳴らす。 激しく、情熱的な歌声が周囲に木霊し、静寂な森は一転して生命の息吹に彩られた。 熱唱すること数分。 肩の上で一曲歌い終えた青年は、ふと隣にある巨人の頭部を見つめる。 「うん・・・?お前もオレの歌が気に入ったか?」 しばし見つめ・・・やがて青年は破顔。 「そうかそうか、やっぱり観客がいると歌い甲斐があるな。」 何やら満足げに何度もウンウンと頷いている。 傍目から見ると、かなり危ない光景である。 やがて青年は巨人の肩で仰向けに寝転がり、 「まったく、こんなに天気がいいのに・・・ツマンネエこと考えやがってッ!」 瞬く間に不機嫌そうに顔をしかめる。 「殺し合い・・・たぁ」 寝転がったまま黙考すること十数分。 「やめたっやめたっ!」 いきなり勢い良く起き上がり 「考えたって何もはじまりゃしねぇ。」 言いながら巨人の首元・コクピットに乗り込む。 「ったく、殺し合いなんざ下らねぇぜ!」 内部のスパイラルフローに跨り、計器をチェック。動力始動。 スロットルを握る熱気バサラの腕と連動するように白の巨人は足を踏み出し 「いくぜぇ、相棒!この箱庭にオレのサウンドを響かせてやる!!」 その叫びに答えたかの如く 第一歩を踏みしめた瞬間、エルガイムの首が僅かに上下した。 【熱気バサラ 登場機体:エルガイム(重戦機エルガイム) 現在位置:G-3 森 パイロット状態:良好 機体状態:良好 第一行動指針:殺し合いなんざ下らねぇぜ!オレの歌を聴けー!! 最終行動指針:この箱庭にオレのサウンドを響かせてやる!】 【初日 13 30】 本編37話 始まりの葬送曲
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(怯えているのだ……この私が怯えている!? この謂われのない感情を喚起するものは何だ!? こ、これは生理反応でしかない。理性で克服できるはずだ! こんな……こんな不条理な感情!) アムロに言ったはずの言葉をもう一度己に言い聞かせる。 それでも、悪寒は消えない。振り切れない恐怖が、苛み続ける。 「う、う、うわぁぁーーっ!!」 その叫びとともに、瓦礫の中ロジャーの意識は再び戻った。 目の前にあるのは、ビッグオー……ではなく凰牙のコクピット。 光はメインカメラからも側面モニターからも確認できない。 僅かに映る黒いものの輪郭から、ロジャーは今自分が瓦礫にいることを理解した。 荒い息を必死に整えようとするが、おさまらない。 いつか見た地下の悪夢が、頭にフラッシュバックする。 「外は……あの主催者はどうなっている!?」 凰牙を動かそうとするが、あまりの圧力にびくともしない。 少しのすきまでもあれば勢いで吹き飛ばすこともできるが、密着するように敷き詰められた瓦礫は動かすことも難しい。 いくら動かそうと動かない現状。何をしても無駄という状況が逆にロジャーを落ち着かせた。 行動をやめれば、熱は引く。当然の話だ。 そうなると浮かぶのは最悪の状況。もしや、自分以外、すでに死んでいるのではないかという不安。 いや、そんなあるはずがないとロジャーの理性は言う。しかし、感情はそれを否定した。 終わったのか。自分たちのやったことは、所詮、主催者の前ではうたかたの夢だったのか。 それを思い知らされるほどの戦力差。 ロジャーの体が沈む。 ただ、ぼんやりすることしかできない。 ふと、空気はどれだけ持つのだろう、そのまま自分は朽ちるのかと思い、 それすら関係ないと頭を振った時、 「ロジャー! ロジャー、どこ!?」 外から聞こえてくるのは、アイビスの声だった。 「どこにいるの!? 答えて!」 生きていたのか。ということは魔王は去ったのか。 そのロジャーの問いを否定するように、激しい地響きが聞こえてきた。 これは、戦いの印だ。 つまり、まだ魔王と戦うものがいる? 馬鹿な、勝てるはずがない。このまま黙っていろ。そう感情が訴える。 しかし――ロジャー・スミスをロジャー・スミスたらしめる理性と記憶(メモリー)が許さなかった。 「私はここだ! ここにいる!」 ロジャーは、通信機に声を張り上げる。 すると、ロジャーの前にあった瓦礫がはじけ飛ぶ。 目の前にいたのは、ソードエクステンションを構えるブレンだ。 「助けて! シャギアとカミーユが戦ってる!」 ロジャーは、はっと気付き、シャギア同様怯えていた自分を恥じた。 通信に映るアイビスに、恐怖の色はない。ただ、未来を信じ、切り開こうとするひたむきさがあった。 自分は、いったい何をしていたのか。ほんの少しでも恐怖に震えたことが馬鹿馬鹿しい。 「凰牙、アークションッ!!」 凰牙が再び起動する。 瓦礫を払い、立ち上がる黒金の巨人。 その巨人の前に広がるのは、ただひたすらに吼えながら巨大な魔王に立ち向かう二人の青年の姿だった。 しかも押している。再生されても、ひたすら、諦めず押し続けている。 「手伝って、ロジャー! あたしじゃいい考えも浮かばないし……力が足りない! あれを倒すのに、凰牙とロジャーの力を、あたしとブレンに貸して!」 今にも戦場へ飛び込んで行こうとするアイビス。 ロジャーは、なぜか笑いがこみあげてくるのを止められなかった。 笑うロジャーを見て、ポカンとするアイビスに、口の端を小さく吊り上げロジャーは言う。 「この世界にもいつか太陽が昇る。そう信じている若者は素晴らしい。 そして……青春は降りかかる現実を有り余る勢いで押し切ること。ロジャー・スミスの法則だ」 自分もまだまだ若いつもりだが、と小さくロジャーは付け加えた。 ロジャーは、目の前の戦いを凝視する。こうして戦いを遠くから俯瞰できるのは自分とアイビスだけだ。 冷静さといままでの記憶(メモリー)を振り絞れ。 一分、二分と時間だけが過ぎる。 ロジャーは、頭を全開で回転させる。 ビックデュオ、ゴースト、多くのメガデウス……それらの戦いを機転でロジャーは乗り越えてきた。 今、もう一度その閃きを自分へ手繰り寄せる。 この状況でなお札を伏せる余裕はあるとは思えない。ならば、今目の前で起こる戦いが相手の全てのはず。 蒼い魔王は、巨大化したことと、バイタルジャンプができること以外は以前と同じだ。 かならず、どこかに突破口があるはずだ。 アイビスの焦る声が、さらにロジャーを煽る。 しかし、ロジャーもそうそう思い付くものではない。 なにか、ヒントが欲しい。目の前に与えられた記録だけでは足りない。 せめて、複数方向から見ることができれば。例えば、見上げるような今の位置からではなく空から―― 「空?」 空。その一言が急激にロジャーの頭をまとめる。 そうだ、空だ。それが唯一蒼い孤狼が動きを鈍らせた場所だ。 相手が動けない状況に持ち込み、こちらの最大の攻撃を叩きこめば―― 一瞬、またアムロのようになるではと考えがよぎる。 だが、頭を振る。そんなことを悩んでいては進まない。 賭けるしか、ない。 自分の行動が、全てを決めるかもしれない。 潰されそうなプレッシャーがロジャーにかかる。 しかし、それでもなおロジャーは不敵に笑う。 私は、私だ。私自身の記憶(メモリー)から導いた考えを信じずになにを信じる。 「どうやら空は常に、我々の味方のようだ」 ロジャーは、アイビスに自分の計画を打ち明ける。 それは、アイビスにとっても危険が大きいものだった。 だが、アイビスは迷うことなく頷いた。どこまでも強い娘だ。 データウェポン・バイパーウィップを左腕に凰牙が装着する。 一度目を閉じ、ゆっくりと目を開く。 迷いを断ったロジャー・スミスが動き出す。 ◆ ■ ◆ 「おおおおおお!!」 ガンダムF-91・ヴァサーゴの手のビームソードが蛇のように伸び、魔王にかみついた。 蒼い魔王の装甲をもぎ取り、さらに突き刺す。その動きは、クローアームによく似ていた。 サイバスターの手の中の剣が、渦巻く風を纏い疾走する。 細剣、一閃。明らかに剣より広い範囲の装甲を、一撃で切り飛ばす。 「お前のような奴はここにいちゃいけないんだよ!」 サイバスターから溢れた光が、青い魔王を打ち付ける。全身くまなく光にやられ、蒼い魔王がたたらを踏む。 その光の中、ヴァサーゴが蒼い魔王の眼線に迫る。魔王は、そのF-91の全長はあろうかという角を振り回した。 しかし、それはヴァサーゴの揺らめく蜃気楼を引き裂いただけだった。 「いいか、これは甲児の分だと思うといい」 コツンと、音を立て、先ほどまで赤熱していた角にヴェスバーが押し付けられる。 ヴァサーゴが引き金を引くと、そこから溢れた光が、角をへし折る。 それだけにとどまらず、魔王の頭が完全に消滅する。即座にビームソードが、ぽっかり空いた首に入り込んだ。 植物と機械が混じり合った内側がかき混ぜられ、肩などから汚わいな液体がこぼれた。 不死鳥に姿を変えたサイバスターの突撃。 しかし、先ほどまでとは熱量が違う。燃えるような赤の炎ではなく、収束させさらに火力を高めた青い炎。 首を失いながらも、必死に軸をずらす蒼い魔王。さらに、左手をかざし、不死鳥に叩きつける。 魔王の左腕が空を舞う。さらに、その脇腹を抉り飛ばした。 ―――ヲオオオオオオヲヲヲヲヲオオオオ……… 首を失い、抉られた空洞から響く苦悶の声。 間違いない。蒼い魔王は、初めて苦しみ、己の不利を感じている。 さらに追撃を仕掛けようとするが、魔王はバイタルジャンプで二機から逃げるように距離を取る。 損傷部分が何度もなく弾け、光を放ち、再生していく。 アムロの力を吸い取った結果が、この燃えるような生命エネルギーによる再生能力だった。 肩で息をするように、機体の上半身を上下させる魔王。 「ありえない……認めていない……!」 サイズ比そのままに巨大化し、威力を高めた5連チェーンガンが打ち出される。 だが、その悪意を掻い潜り、さらにヴァサーゴとサイバスターは肉薄した。 ヴァサーゴのハイパービームソードが、サイバスターのディスカッターが、蒼い魔王の両腕を落とす。 魔王は、姿勢制御用のウィングを展開、スラスターで空に飛び上がる。 そして、その勢いのまま大地に落下した。 鋼鉄の巨獣のスタンピートが、大地を貫き、地盤を沈下させる。 最初の落下よりもはるかに広い範囲のビルが倒壊した。 激しく動き回り、攻撃を阻む間に魔王は再び腕を再生させる。 「再生が早い……!」 シャギアは、ガンダムF-91ヴァサーゴの中で顔をゆがませる。 あまりにも再生速度が速すぎる。しかも、その巨体から繰り出される攻撃は強力無比で、一撃でも当たれば落とされる。 バイタルジャンプと言う切り札まで相手が持っているため、その体を削り切るよりも早く再生されてしまう。 「それでもやらなきゃいけないんだよ!」 オクスタンライフルに、サイバスターの風の力が収束する。 撃ち出されたBモードの弾丸が、風の力を受けて碧に輝き、蒼い魔王を貫通する。 このまま行けば、サイバスターとヴァサーゴのエネルギーが尽きるのが速いか、 それともあちらの再生力が尽きるのが先かの勝負になる。 あれだけの巨体が保持しているエネルギーを考えれば、無謀に思える勝負だ。 ヴァサーゴと、サイバスターが攻め立てる。 戦闘力では、蒼い魔王を凌いでいながら、倒しきれないが故に勝てもしない。 消耗戦だけが続いていた。 どこまでも続く繰り返しの中、サイバスターとヴァサーゴが戦い続ける。 徐々に、エネルギーがつき始めている。このまま、では、早晩落ちることは間違いない。 あともう一つ、手があれば。それを何度も呟きながらも、状況は変わらず続いていく。 もうすぐ、ヴァサーゴの状態を維持する限界だ。 「アイビス! 用意は終わっているか!?」 「もちろんだよ!」 だが、間にあった。 カミーユとシャギア以外の声が、ついに現れる。 再び現れた、ブレンと凰牙。 「そちらは、最大の攻撃を用意してほしい!」 「信じていいのか?」 その答えは、ロジャーの笑み。 その顔は、自信に満ち溢れていた。 「存在は……許されない……破壊する!」 蒼い魔王の声に、もう恐怖はない。 「いくよ、ブレン!」 ヴァサーゴの横を通り抜け飛ぶブレンが消えた。 その姿は見えない。だが、見えなくても場所は、すぐに分かる。 魔王が、背中を掻くようにもがく。しかし、次の瞬間魔王の姿は空高くにあった。 「騎士(Knight)凰牙、ファイナルステージ!」 左手の鞭が伸びあがり、凰牙の頭上で回転する。稲妻を何重にも纏い、大嵐を巻き起こす。 それが持ち主の意志に呼応し、まっすぐに蒼い魔王に飛ぶ。 アルクトスに伝わる電子の聖獣が一体、バイパーウィップのファイナル・アタック。 鞭の先端が、プラズマを帯び、加速して射出される。 ブレンが、背中からバイタルジャンプで離れる。その直後、蒼い魔王にファイナルアタックが直撃する。 ただ一発当たっただけではなく、文字通り蛇のしつこさで何度となく魔王の手を掻い潜り複雑な軌跡を描きぶつかっていく。 そして――気付いた時には蒼い魔王の体を締め上げる。絶え間なく流れ続ける紫電が、蒼い魔王を叩く。 ブレンにとって、極度に負担がかかる状況でバイタルジャンプはできないし、無理に行えばどこに飛ばされるかわからない。 おそらく、蒼い魔王も、状況は同じ。ならば、常に締め上げ圧力を加え続ければ回避はできないのだ。 大地にいるならおそらく、その質量で強引に突破も可能かもしれない。 だが今、魔王はブレンのバイタルジャンプのために空にいる。 空は、唯一魔王が自由にできない空間だ。 「今だ!」 ロジャーが、サイバスターとヴァサーゴに檄を飛ばす。 「ここからいなくなれぇぇぇ!!」 空が澄んだ青に染まる。精霊光の輝きがサイバスターの周りを飛ぶ。 穏やかな光が、一気に四つに収束した。青と緑の中間に近い色合いのそれが、輝きを増す。 サイバスターの組んだ腕が、集積した力の大きさに震えた。 世界の理を塗り替える、局地的な宇宙の新生――コスモノヴァ。 どこまでも広がる青空へ、夜の闇を変える。 「いけええええええ!!」 「何故だ……!」 放たれた極光が、蒼い魔王を討つ。 目を開くこともできないほどの光が、魔王を包む。 「次は、私だ……!」 もし、死者は消えないというのなら。オルバが、甲児が、ヒメくんが見ているというのなら。 今この一瞬だけでもいい。力を、貸して欲しい。そう――人間として。 排熱で背後の空気が歪む。放出される黒ずんだ金属の塵が、何かを形作る。 F-91ヴァサーゴの背中に黒い六本の翼が広がった。 それはヴァサーゴを超えたヴァサーゴ。 ―――ガンダムF-91ヴァサーゴ・チェストブレイク! 深紅の腕が、金色に変わる。握ったビームソードが、巨大な上二本、下一本の金色の爪になる。 翼をはためかせ、ヴァサーゴ・チェストブレイクが飛ぶ。インパクトの瞬間――爪が相手に合わせてさらに巨大化。 竜の顎〈アギト〉の如く、金色の爪が魔王を上下から挟みつぶした。 「何故……完全に……近付ける―――!」 唯一拘束を逃れた杭打ち機が、ヴァサーゴ・チェストブレイクに迫る。 しかし、杭打ち機の部分だけが突然蒼から紅に色を変え――自分の胸の中心にある球体に打ち込まれた。 「――今まで使ってくれた分、上乗せして返してもらうぞ!」 『何故だ――何故――こんなことが―――』 男の声に、人間の感情が宿る。それとは別に、言いようもない淀んだ声が場に響いた。 この声は間違いない。あの、最初の時のノイ・レジセイアの声。 「言ったはずだ。 『もし貴様が人間を取るに足りない存在だと驕っているのなら、遠くない未来貴様は再び打ち砕かれる』とな。 忘れたか? それとも、俺の言葉など覚える価値もなかったか!?」 『何故――――』 球体に杭を打ちながらも、指ではっきりと胸の赤い球体をキョウスケは指す。 「カミーユ! ここを撃て! 撃ち貫け!」 「あああああああああああああああああああああああああああ!!」 蒼い炎を纏いながら、オクスタンライフルをまっすぐに構え、サイバスターが疾走する。 ライフルの先端が、杭打ち機で割れた隙間に飛び込む。 繰り返されるゼロ距離射撃。 ひび割れていく赤い球体。 『何故―――――完全な生命に―――――!!』 最期に聞こえたのは、ノイ・レジセイアの絶叫だった。 【アムロ・レイ 死亡】 【兜甲児 死亡 】 【キョウスケ・ナンブ 死亡】 【残り 12人】 「本当に、行くのか? 意味があるとは思えないが……」 「それは行ってみなければわからない。今の私の目で見て、なにか分かることがあるか……それを知りたい」 凰牙とF-91が向かい合う。 その横では、力を使い果たし動かないブレンとサイバスター。 アイビスとカミーユはずっと気を張っていた。緊張の糸が切れたのだろう。 気絶……なのだろうがその顔は随分と安らかに見える。 塗装がはげ、ヴァサーゴとしての状態が切れた今のF-91は全身灰色だった。 もしも見る人が見れば、こう言ったかもしれない。PS装甲を切ったガンダムのようだ――と。 シャギアは、自分が基地跡に行くことをロジャーに告げた。 アムロが言ったとおり死者は消えることなく、今もオルバと自分がつながっているとしたら。 何もなくても構わない。それでも弟が潰えた地に行きたいと。 「無論、24時までは会談の場所に行く。私の地図には基地とここの途中の補給ポイントも記録されている」 「だが……」 おそらく自分が襲われることを心配しているのだろう。 ならば、答えは一つ。かつてのように、自信を持って、答える。 「お任せを。 わたしの愛馬は凶暴です」 そう言って、空を見上げる。空には、一面赤い光が渦巻いていた。 あの球体を砕いた瞬間溢れた光が夜空を染めた。それと同時、この世界にあったノイ・レジセイアの邪気は消失したのだ。 何故自分にそんなことが分かるかはたいしたことではない。分かるから、分かる。理由はいらない。 大切なことは、おそらくもうこの世界への奴から横やりはないということだ。 「決着は、人の手でということか」 いまや沈黙している蒼い魔王。いや、もはやそれは魔王ではなくただの孤狼。 コクピットには誰もいないにもかかわらず、誰かがいた暖かさだけが残っていた。 おそらく、最期にあの男が遺したものだろう。 まだポカンとしているロジャー・スミスをおいて、F-91がスラスターを吹かす。 「ガナドゥ―ルのレース・アルカーナは回収しておくといい! あれを増幅し射出すれば空間突破には十分のはずだ! 空間突破に必要な四つの攻撃のうち、反応弾も合わせJアークが沈まないかぎり三つを確保できる!」 「ま、待て!」 その言葉を無視し、F-91は空を飛ぶ。 視界は、見渡す限りの空が広がっていた。 【共通の行動方針 1:24時にユーゼスと合流。現状敵対する意思はない 2:ガウルン・キョウスケの排除 3:統夜・テニア・アキトは説得を試みる。応じなければ排除 4:ユーゼスとの合流までに機体の修理、首輪の解析を行い力を蓄える】 【カミーユ・ビダン 搭乗機体: サイバスター パイロット状況:強い怒り、悲しみ。ニュータイプ能力拡大中。疲労(大)気絶 機体状況:オクスタン・ライフル所持 EN30% 現在位置:D-3 第一行動方針:ユーゼス、アキトを「撃ち貫く」 第二行動方針:遭遇すればテニアを討つ 最終行動方針:アインストをすべて消滅させる 備考1:キョウスケから主催者の情報を得、また彼がアインスト化したことを認識 備考2:NT能力は原作終盤のように増大し続けている状態 備考3:オクスタン・ライフルは本来はビルトファルケンの兵装だが、該当機が消滅したので以後の所有権はその所持機に移行。補給も可能 備考4:サイバスターと完全に同調できるようになりました】 【アイビス・ダグラス 搭乗機体:ネリー・ブレン(ブレンパワード) パイロット状況:精神は持ち成した模様、手の甲に引掻き傷(たいしたことはない) 気絶 機体状況:ソードエクステンション装備。ブレンバー損壊。 EN50% 無数の微細な傷、装甲を損耗 現在位置:D-3 第一行動方針:使える部品を集めて機体を修理する 第二行動方針:協力者を集める 最終行動方針:精一杯生き抜く。自分も、他のみんなのように力になりたい。 備考:長距離のバイタルジャンプは機体のEN残量が十分(全体量の約半分以上)な時しか使用できず、最高でも隣のエリアまでしか飛べません】 【ロジャー・スミス 搭乗機体:騎士凰牙(GEAR戦士電童) パイロット状態:肋骨数か所骨折、全身に打撲多数 機体状態:右の角喪失、 側面モニターにヒビ、EN0% 現在位置:D-3 第一行動方針:殺し合いを止める。機体の修復 首輪の解析 第二行動方針:首輪解除に対して動き始める 第三行動方針:ノイ・レジセイアの情報を集める 最終行動方針:依頼の遂行(ネゴシエイトに値しない相手は拳で解決、でも出来る限りは平和的に交渉) 備考1:ワイヤーフック内臓の腕時計型通信機所持 備考2:ギアコマンダー(黒)と(青)を所持 備考3:凰牙は通常の補給ポイントではEN回復不可能。EN回復はヴァルハラのハイパーデンドーデンチでのみ可能 備考4:ハイパーデンドー電池4本(補給2回分)携帯 備考5:バイパーウィップと契約しました】 【シャギア・フロスト 搭乗機体:搭乗機体:ガンダムF91( 機動戦士ガンダムF91) パイロット状態:健康 ニュータイプ能力覚醒 機体状態:ビームランチャー消失 背面装甲部にダメージ ビームサーベル一本破損 頭部バルカン砲・メガマシンキャノン残弾100% ビームライフル消失 ビームソード保持。 EN5% 現在位置:D-3 第一行動方針:基地へ行き、オルバが亡くなった場所へ行ってみる。 第二行動方針:ガウルン、テニアの殺害 第三行動方針:首輪の解析を試みる 最終行動方針:主催者の打倒 備考1:首輪を所持】 ※ 戦場跡には、無傷、無人のアルトアイゼン・リーゼが放置されています。 【二日目20 30】 BACK NEXT life goes on(1) 投下順 Alchimie , The Other Me life goes on(1) 時系列順 Alchimie , The Other Me BACK 登場キャラ NEXT life goes on(1) アムロ life goes on(1) カミーユ Alter code Fire life goes on(1) アイビス Alter code Fire life goes on(1) 甲児 life goes on(1) ロジャー Alter code Fire life goes on(1) シャギア Alter code Fire life goes on(1) キョウスケ
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依頼主死すとも依頼は死なず ◆pqQ1ngVOkg 補給を済ませ、連れ去られたリリーナ・ドーリアンを救出するため、 テッカマンエビルの追跡を始めた矢先に、その放送は始まった。 『アー、アー、ただいまマイクのテスト中ですの。…こほん…最初の定時連絡の時間となったので放送を 始めますの。まずは死んでしまった人たちの報告からですの…』 …エクセレン=ブロウニング …メルア=メルナ=メイア …グ=ランドン・ゴーツ …ラクス=クライン …木戸 丈太郎 …神名 綾人 …カティア=グリニャール …リリーナ=ドーリアン 「馬鹿な………」 予想されうる最悪の状況。救うべき依頼主は殺された。 何故、もっと早く彼女を救えなかった。 いや、それは違う。あの危険極まりない男に身柄を拘束された時点で 全て終わっていた。あの凶暴な男が彼女の言葉に耳を貸すとは到底思えない。 責めるべきは、あの男を倒せなかった自分の不甲斐無さ。 それを自覚すればするほどに、握り締めた拳と噛み締めた唇から血が流れる。 開始前に殺された女性を除いても、リリーナ嬢を含め9名が死んだ。 その事実は、このような状況で平和を訴えるなど無駄だ。 無意味だと残酷なまでに突きつけているようにも思える。更には 『以上、10名ですの。…なかなか順調ですの。でも、乗らない方もいますのでやる気を出してもらうために ご褒美のことを説明いたしますの。ご褒美は、死んでしまった方を生き返らすことから世界の改変まで 望むがままですの。なので、みなさんちゃきちゃき頑張って欲しいですの』 諦めろ。自分以外の全ての参加者を殺せ。そうすればお前の思うがままだ と心の隙を突こうとするかのような甘い誘惑がそこにはある。 「馬鹿げた話だ」 正に、言語道断の戯言だ。リリーナ嬢はきっと、最後まで 心を折る事はしなかっただろう。あのような男が相手でも、 怯む事無く堂々と、我を通した。待っているのが死であると 判っていようがどうだろうが、自分を貫き通した筈だ。 確かに彼女は死んだ。殺された。だが、それで依頼は無効か?この馬鹿げたゲームに乗るか? 答えはNOだ。彼女の意思はこの胸の内に残っている。 耳を傾けようとしない者もいる。真摯に耳を傾けた上で、それを良しとしない者もいる。 だが、それでも信じたい。彼女の言葉を受け入れる者もいると。 そして、そんな者のために自分の出来る事は何だ? 「話を聞こうともしない者の排除……か」 ネゴシエイトに値しない者には拳を以って応え、排除する。 だが、限界まで交渉はしよう。碌に話もせずに相手を排除するようではあの男となんら変わりがない。 彼女の意思には背くだろう。だが、やはりこのゲームに乗った者はいる。 更に、嘆かわしい事ではあるが、先ほどの放送によって乗る者も現れる事は容易に想像が付く。 「さて、まずは貴女の仇を討つ事から始めさせてもらうよ。リリーナ嬢」 もっとも、君がそれを喜ぶとは到底思えないがね 自嘲めいた笑みを浮かべると、彼は騎士鳳牙を走らせる。 交渉が無理と判りきっている危険な人物を拳で排除する為に…… 【ロジャー・スミス 搭乗機体:騎士凰牙(GEAR戦士電童) パイロット状態:若干体力消耗 機体状態:左腕喪失、右の角喪失、右足にダメージ(タービン回転不可能)、EN満タン 現在位置:D-8市街地北部 第一行動方針:テッカマンエビルを倒す。 第二行動方針:ネゴシエイトの相手を探しつつ、マーダーを排除。 最終行動方針:依頼の遂行(ネゴシエイトに値しない相手は拳で解決、でも出来る限りは平和的に交渉) 備考1:凰牙は通常の補給ポイントではEN回復不可能。EN回復はヴァルハラのハイパーデンドーデンチでのみ可能 備考2:念のためハイパーデンドー電池二本(補給一回分)携帯 備考3:ドスハードの槍も携帯】 【初日 18 05】 BACK NEXT テニア日誌 投下順 キラ テニア日誌 時系列順 任務……了解 BACK NEXT 血に飢えた獣達の晩餐 ロジャー 例え死者は喜ばずとも
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吼えろ拳/燃えよ剣 ◆C0vluWr0so 闇の中疾駆する二機は、サイバスターとシャイニングガンダム。 銀と白が時に交錯し、時に離れながら南下する。 この追いかけっこが始まってから既に数十分が経過していた。 二機とも目立った傷はなく、戦闘の場もB-3へと移っている。 シャイニングガンダムのビームソードがサイバスターの姿を捉える。 一撃に専心し、必殺の念を込められたビームソードが直撃すれば大破とはいかずとも多大な損傷は間違いない。 だが、大きく振り上げられた太刀筋は強力なぶん大味だ。 その軌道を予測することは剣の道に精通したブンドルには容易い。 「迷いが無く、真っ直ぐな良い太刀筋だ。だが……美しさには程遠い」 サイバスターは必要最小限の動きでシャイニングガンダムの剣を回避する。 ブンドルは考える。ギンガナムと名乗る、戦闘狂の対処を。 (美しさの欠片もない剛の者だ。しかし、間違いなく強い。 サイバスターの運動性、機動性のおかげで有利に事を進められているが、私がこの『ゲーム』の中で出会った参加者の中でも有数の戦闘能力と言えよう。 このまま引き離すことは難しくないが……それは、この男を野放しにすることと同義) サイバスターがディスカッターを構え、シャイニングガンダムと正対する。 白銀の太刀は月光の下に美しく輝き、零れる剣気に周囲の空気は 緊 と張りつめていく。 交錯は、一瞬。 雄叫びと共にギンガナムの光剣が闇を切り裂き、サイバスターへと肉薄する。 ギンガナムが放つのは、必殺の突きでも、頭頂を割る縦の斬撃でもない。 横一文字に閃きが走った。ビームソードの軌跡は大きく、中途に舞う砂塵も全て薙いでいく。 威力こそ突きや唐竹割に劣るが、その分有効打撃範囲は大きく、受け流すことも容易ではない。 ここにきて、ギンガナムは一撃必殺ではなく確実な攻めを選択したのだ。 「さぁブンドルよ! この勝負、小生がもらうぞッ!」 ギンガナムが吼え、サイバスターの装甲に光剣の先端がかすった。 だが、おめおめとやられはしないのがドクーガ幹部、レオナルド=メディチ=ブンドルだ。 ビームソードが更に食い込む寸前に、サイバスターはその姿を変える。 鳥を模した姿――サイバードへ。 「フッ……私をそう簡単に倒せると思ったのかね?」 削がれた装甲は僅か。ビームソードはそのまま空を切る。 そしてサイバードはシャイニングガンダムへ向かって加速した。 激突の寸前にカロリックミサイルを射出。ブンドルは機首を天へと向け、爆風に乗りながらシャイニングガンダムから離れる。 「これで終わり……とはいかないだろうな」 サイバスター形態に戻りながら、ブンドルは上空からシャイニングガンダムを包んだ爆炎を眺める。 手応えが無かったわけではない。だが、ギンガナムとその乗機の性能は計り知れないものがある。 ドクーガ情報局々長であるブンドルの眼力をもってしても、彼の底知れぬ実力を正確に判断することは出来なかった。 (だが、この爆煙が晴れたときがお前の最後だ、ギンガナム) ブンドルは、カロリックミサイルの引き金に指をかけ、シャイニングガンダムの姿が現れるのを待つ。 もしシャイニングガンダムがその身をさらけ出せば、ブンドルは躊躇無くその引き金を引くだろう。 サイバスターのセンサーが爆煙の中の熱を捉えた。何の影響かは分からないがこの世界ではセンサーやレーダーの類はその力の十分の一も発揮できていない。 だが、この距離ならば精度の狂いは関係ないだろう。シャイニングガンダムは、其処にいる――! 戦場に一陣の風が吹く。 その風が爆発の煙を払い、シャイニングガンダムの姿をさらけ出すその瞬間に、ブンドルは引き金を引いた。 無数のカロリックミサイルが尾を曳きながら直進し、爆煙が晴れるか晴れないかというタイミングで再び爆発を巻き起こそうとする。 ――ふと、ブンドルの中で疑問が生じた。 ……上手くいきすぎてはいないか? あの男が、ギンガナムがこの程度で―― 根拠は無い。ただ、ブンドルの勘が告げていた。このままでは終わらないと。 そして、悪い予感というものは大抵が当たるものだ。 二度目の爆発が起こる一瞬前、爆煙は晴れ、その中身を月の光の元に晒し。 「――ビームソードだと!?」 ブンドルが見たものはビームソードの赤い輝き。 シャイニングガンダムの姿は爆煙の中に存在しない。 サイバスターのセンサーが捉えたのはビームソードが発する熱だということにブンドルが気づいたとき、既にギンガナムは動いていた。 「甘いんだよ! 敵の姿も見ずに戦えると思ったのかぁ? そんな傲りを持ったまま小生と渡り合えるものかッ!」 声は上空から響く。確認する時間はない。ブンドルはディスカッターを頭上へと振った。 キン、という甲高い音と共にシャイニングガンダムの拳の衝撃が剣を伝わってくる。 「クッ……! ギンガナム、いったいどうやって爆発を逃れた?」 「簡単なこと! ミサイルと同じ速さで跳べば! 爆発からも逃げられるのだ!」 「無茶を平気でするか、野蛮人め。剣さえ捨てるその戦い方……実に美しくない」 「シャイニングガンダムは元々拳で語るモビルファイターだ! 黒歴史に名を刻んだ東方の拳を受けてみやがれぇ!」 シャイニングガンダムから放たれるのは拳の連撃。 隻腕になろうが変わらないと言わんばかりに左のジャブを打っていく。 ブンドルもギンガナムの拳をディスカッターで受け流していく。が、剣と拳とではスピードが違いすぎた。 徐々にではあるが、ギンガナムの拳はブンドルの剣を圧倒しつつあった。 ならばサイバスターも拳で迎え撃てばよい、という単純なものではない。 元々格闘戦を想定されて設計されたシャイニングガンダムと、そのスピードを活かすための設計をされたサイバスターとでは、パーツ一つ一つの作りからして違う。 サイバスターのマニピュレーターでは、シャイニングガンダムの拳を真っ当に受けるほどの強度が確保されていないのだ。 結果、サイバスターはディスカッターで受けざるをえない。 「オラオラァッ! そんなものかブンドルぅ!」 サイバスターの装甲が、シャイニングガンダムの拳撃を受け歪んでいく。 美麗な外装が傷付いていくのを見、ブンドルの心もまた、深く傷ついていた。 (サイバスターの美しさをこのような男に奪われるなど……! 許されることではない!) そしてブンドルは覚悟を決める。……自らサイバスターを傷つける覚悟を。 シャイニングガンダムの左ジャブが迫る。スピードと破壊力の両方を兼ね備えた拳だ。 ブンドルは拳の軌道を確認する。ギンガナムの狙いは右肩だ。おそらく、ディスカッターを持つ右腕を壊すつもりなのだろう。 シャイニングガンダムの左腕が伸び、右肩を抉るその寸前に、 「美の女神よ……私の行いを許したまえ!」 ブンドルはそれを、サイバスターの左拳で思い切り殴りつけた。 グシャア、という破砕音と共に、サイバスターのマニピュレーターが砕けていく。 だが同時に、シャイニングガンダムの拳の軌道も変化した。狙いの右肩からは大きく外れ、虚しく空を切る。 拳の勢いに流され、シャイニングガンダムの体勢が崩れるのをブンドルは見逃さない。 ディスカッターを上段に構え、一刀両断の気合いを込め振り下ろす――その一瞬前に、一つの通信が入ってきた。 『あんたら、ちょっと待ったぁ!』 突然耳朶を打った声に驚き、ブンドルの操縦に一瞬の隙が出来る。 その一瞬の間にギンガナムはディスカッターの射程から離れ、立ち止まった。 ブンドルは通信の主をモニター越しに確認する。 まだ若く、少年と言っていい年の頃だ。 だが、通信の声からは少年の中から湧き出る活気が感じられ、こちらを覗く瞳の中には真っ直ぐな意志が込められている。 どこか泥臭ささえ感じられる少年の姿は、けっして美しくはない。しかし、信用に足る少年だとブンドルは判断する。 おそらくは戦闘音を聞きつけ、止めさせるために近づいてきたのだろう。……タイミングは最悪だったが。 今の通信のせいで、必殺の剣を放つ絶対的な機会を逃したのは正直なところ大きな痛手だった。 あそこで倒せていればこの少年とアムロを引き合わせるだけで済んだものを…… この少年を守りながら、ギンガナムと闘えるのか? 答えはNOだ。 「少年。この男は危険だ。ここは私に任せて君は逃げたまえ」 「なっ……助けに来た人間にそれはないだろお兄さん。俺の名前はガロード=ラン、とりあえず殺し合いをやる気はさらさら無いぜ」 ブンドルからいきなり避難勧告を出されたガロードは、少しムッとした声で返事をするが…… 「やはり……やはりその声はガロード=ラン! そしてその機体はガンダムF91ィィィィィィ! まさに夢の……夢の競演! 時代を超えた……黒歴史の邂逅よぉ! はぁぁぁぁぁッ! ふぅぅぅぅぅぅぅん!」 一方ギンガナムは、興奮の限界に挑戦していた。 喜びのあまり、奇声さえ上げながら顔を真っ赤にさせている。 だがこれは、無理もないことだろう。 『冬の城』に残された黒歴史の映像記録は、決して満たされることのない闘争への渇望を僅かにでも癒やしてくれる唯一のものだったからだ。 その中でも一際心を惹かれたのがガンダムだ。如何なる戦乱の時も、常に強さの象徴であった機体。 ギンガナムにとって、ガンダムはただの機動兵器ではない。武人として追い求めずにはいられないその強さ――まさに、ヒーロー。 「ガロード=ラン……貴殿に決闘を申し込む。 できることならばガンダムエックスに乗った貴殿と勝負したかったが……ガンダムF91もまた名機の呼び声高く! 相手にとって、全く微塵も不足無しよッ!」 「お……、おっさん!? あんたいきなり何言ってるんだよ! って……なんでおっさんがエックスのことを知ってるんだ!? それにこのガンダムの名前も……!」 ガロードとギンガナムの通信を聞き、ブンドルは一つの疑問を抱く。 ……何故、ギンガナムは他の参加者の情報をここまで得ている? アムロは、ギンガナムのことを知らないと言う。あの通信から考えるに、ガロードもまたギンガナムとの直接の面識はないだろう。 ギンガナムだけが一方的に二人を知っている。これはただの偶然なのか? アムロは知り合いが同様に参加させられていた、と言っていた。シャア=アズナブルという男がいたと。 話を聞く限りではアムロもシャアも元の世界ではかなりの影響力を持つ存在だったらしい。 ギンガナムが同郷の人間ならば一方的に知っている可能性も高い。 だが、ガロードの存在まで知っているのは何故だ? 「ガロード、大切な話だ。君は、あのギンガナムという男の知り合いか?」 「いいや、あんなおっさん会ったら絶対忘れるわけがないさ。間違いなく、俺はあのおっさんと会ったことはないよ」 「ならばもう一つ。――アムロ=レイという名に心当たりは?」 「誰だいそれ? お兄さんが探してる人?」 (……ガロードは、アムロの存在を知らないのか?) つまり、ギンガナムはブンドルたちの知らない何かを掴んでいる。 そしてギンガナムの知識の根底にあるキーワードは――『ガンダム』と『黒歴史』だ。 『時代を超えた邂逅』/『黒歴史に名を刻む』/『無数の戦乱』 (『黒歴史』とは時代を超えて受け継がれた戦乱の記録なのか? アムロやガロードはその戦いの中で、記録されるに十分な戦果を上げた――『ガンダム』に乗って!) 繋がる――全てが、黒歴史へと繋がっていく! 「だとすれば……ギンガナムの知識、このまま斬り捨てるわけにはいかないだろう」 ブンドルはサイバスターをシャイニングガンダムとF91の間に割り込ませ、 「ギンガナム、聞こえているか?」 「ブンドルよ、今の小生には貴様の相手をしている暇など無い。ガロード=ランとの決闘が終わってからにしてもらおうか」 「……ギンガナム。君は私の情報をどこまで知っている?」 「あぁ? 黒歴史にも残らないような、何処の馬の骨とも知れない男のことなど小生が知るものかよ!」 「フッ……やはりそうか。私はガンダムなどというものは知らないからな。もっとも、あれに酷似した機動兵器は知っているがね。 覚えておきたまえギム=ギンガナムよ。私の名はレオナルド=メディチ=ブンドル。 ドクーガの情報局々長を務め、美しきものを何より愛する――『悪』だ!」 そう言うや否や、ブンドルはギンガナムに背を向け、ガロードの方へ急接近する。 右手に握られたのはディスカッター。その白銀の刃を――ガンダムF91の首筋へと突きつける! 「お、お兄さん!? 一体何を……!」 「ガロードよ……さっきの通信を聞いていただろう? 私は悪だ。 ならば悪役らしく――人質を取らせてもらおうかギンガナム!」 「な、なんだってー!? って、俺ってば本当にこんな役回りばっかりだよ!」 ガロードの一人ツッコミを意にも介さず、ブンドルはギンガナムと正対する。 ブンドルは余裕の笑みを浮かべながら、ギンガナムは怒りの眼差しを向けながら相手の出方を窺う。 勿論、先に動いたのはギンガナムだ。人質を取られているが故に機体そのものを動かすことは出来なかったが。 「ブンドル……! 貴様、武人の誇りというものは無いのかぁぁぁぁぁ! ガロード=ランから手を離せ! さもなければ小生のシャイニングフィンガーが貴様を完膚無きまでに破壊するぞ!」 「そう……短気は美しくない。まずは落ち着けギンガナム。こちらの出す条件を呑むのならば、私はガロード=ランに手を出さない。 悪い条件ではないはずだ。なにせこちらの願いとは――君との決闘だからだ」 「決闘だと? フフフ……望むところだブンドル! 小生が勝てば、そのままガロード=ランとの一騎打ちということだな」 「そういうことになるな。そしてこの決闘にも一つ取り決めをしておきたい。 もし君が勝つのならば、私を好きなようにしろ。煮るも焼くも君の勝手だ。だが私が勝てば……分かっているな?」 「いいだろう。シャイニングガンダムに乗った小生が負けるなど有り得ないことだがなぁ!」 そこまで話し、ようやくブンドルはF91の首筋からディスカッターを下ろす。 ガロードは二人からやや離れたところで観戦を決め込んだ。もちろん応援するのはブンドルだ。 さっきは人質に取られるなどという状況になってしまったが、ここでブンドルが勝てば自分はギンガナムと戦わずにすむ。 本当は神さんやお姉さんに、キラって奴と早いところ合流したいんだけどな……とは思うものの、上手くいけばここでブンドルも仲間になってくれるかもしれない。 「では決闘のルールを説明しよう。決着は単純。どちらかが相手の機体に有効打を一つ入れることだ。 開始の合図は……ガロードにやってもらおうか。頼んだぞガロード」 「おう。それじゃあお二人さん、準備はいいかい?」 二人の首肯を確認し、ガロードは大きく深呼吸。 一拍置いた後―― 「始めッ!」 決闘は、始まった。 ◇ 先手を取るべく動くのはブンドルだ。 勝利条件は一つの有効打。重要なのは速さではなく、早さ。 先の戦いで、接近戦の不利は承知している。打ち合いになれば、速度で劣るこちらに勝ち目はないと言えるだろう。 ギンガナムへの意趣返し――サイバスターは横薙ぎの一閃を放つ。 シャイニングガンダムから見て右方向からの斬撃だ。右腕を消失したシャイニングガンダムは、この攻撃を受け止めることも受け流すことも難しい。 残された選択肢は回避のみ。ギンガナムは後方へ大きく跳躍し、閃く白銀を避ける。 ブンドルの剣が目の前を過ぎるのを見ながら、ギンガナムは叫ぶ。 「バァァァルカンッ!!」 シャイニングガンダムの頭部から連射される銃弾。一発の威力こそ低いが、数を受ければダメージも小さくない。 追撃の姿勢を見せていたブンドルだったが、バルカンの軌跡を避けるように横方向への移動に切り替える。 が、サイバスターの回避を待ち受けていたかの如く、シャイニングガンダムは接近。 サイバスターから放たれたミサイルの合間を縫うように加速していく。 左手に握られているのはビームソードだ。ブンドルは刃を受け流すべくディスカッターを構えるが―― 光剣に向かって振られたはずの剣は、ブンドルに何の手応えも返さない。 「刃が――無いだと!?」 ビームソードは展開していない。ギンガナムは、ただ柄のみを握り、振ったのだ。 ディスカッターが如何に名剣だろうとも、虚しく空を切るばかり。 サイバスターの直前で、ギンガナムは改めてビームソードを展開。 煌めく光剣がサイバスターを切り裂く――寸前に、カロリックミサイルが爆発し、周囲に砂塵を撒き散らす。 「何ぃ!? ビームソードが……!」 突如ビームソードに起きた異変に、ギンガナムは驚きの表情を見せる。 光剣は、その光を衰えさせている。わずかに――ほんのわずかにサイバスターに届かない! 「――君は、光学兵器の何たるかを知っているか? ビームやレーザーといったエネルギーをそのまま射出する兵器は確かに強力だ。 だが同時に、それらの兵器には弱点もあるのだよ。これもその一つ。 光はその性質上、物体に当たるときの屈折、吸収、反射を避けられない。それはつまりエネルギーの減少を意味する。 ここでポイントとなるのは、その物体は微少の体積でも十分に意味を成す、ということだ。 つまり光学兵器の天敵とは――この砂塵のように、微少な物質が広く散布された状況。 このような状況下では、本来の出力など期待出来ない。実に――実に美しい理論だ」 サイバスターは更にカロリックミサイルを発射。連続して巻き起こる爆発は目眩ましとなる。 ブンドルの狙いに気づいたギンガナムはビームソードを捨て、迎撃の構え。 「宣言しよう。私は次の一手で勝つとね」 「それは小生の言葉だ……! 先に言っておこうかブンドルよ。貴様との勝負――素晴らしかったぞ!」 「それは光栄だ。では――参る!」 砂塵と爆煙は未だ晴れず。 視界が利かない中で、ギンガナムは思う。ブンドルの技量は、黒歴史のエースパイロット達に並ぶものだと。 ……だがそれでも、勝利を掴むのは小生のこの拳! 次の一撃で決着だ。……持てる力を注ぎ込む! ギンガナムの精神に呼応するように、シャイニングガンダムの左手が熱を帯びる。 シャイニングフィンガーには及ばない――けれど、強い力だ。 全身の神経を総動員し、感覚を限界まで研ぎ澄ます。 ――煙が揺れる。ブンドルだ、と直感した。 煙の向こうのサイバスターに向かって、左拳を突く。拳に込められた力は、サイバスターを破るのに十全。 だが――拳がその先にあるものを貫く寸前に、ギンガナムは自分の意志でその拳を止めることとなる。 「おのれ……謀ったかブンドル!」 煙の向こうにあったもの。それはブンドルの乗るサイバスターではなかった。 ……ガンダムF91とガロード=ラン! 黒歴史のガンダムとそのパイロットをこんな形で屠ることはギンガナムの意にそぐわない。 咄嗟の判断で拳を止めた瞬間、ブンドルの狙いに気づく。しかし、今更気づいたところで遅すぎるのだ。 「敵の姿も見ずに戦えると思ったのか? そんな傲りを持ったまま私と渡り合えるものか。 生憎だが……さっきも言った通り、私は『悪役』だ。ならば悪役らしく、正々堂々と不意を打たせてもらおう!」 ギンガナムが、「上だ」と気づいた瞬間、シャイニングガンダムに衝撃が走る。 背面から地に倒れ、サイバスターに組み敷かれた。そしてギンガナムは自身の敗北を悟る。 「――決着か。さぁ、煮るなり焼くなり好きにしろ、ブンドル」 ◆ アムロはストレーガの中、一人息を吐く。 ガナドゥールの攻撃で吹っ飛ばした分各部に損傷が見られるが、何時機能を停止してもおかしくないガナドゥールよりはマシだ。 そう考えての乗り換え。二機分の知識が頭の中に叩き込まれ、これらが合体機構を備えていることも理解した。 合体が可能だということは――と考え、部品の規格を確認した。思った通り、二機間でなら流用出来そうな部品も多い。 ひとまず簡単な作業で可能な範囲から交換し、ストレーガの状態を調整した。おそらく、戦闘も問題なくこなすことが出来るだろう。 そしてアムロは、ガナドゥールのコクピットを機体から引きずり出す。 その中にあったのは、頭部を損傷した死体。 ――やらなければいけないことがある。躊躇は無かった。ストレーガのマニュピレーターで死体を弄る。 目的の品を手に入れることが出来たことを確認すると、アムロは青年の死体を再びガナドゥールのコクピットの中に押し込む。 本当なら墓を作ってやりたいところだが――市街地の中にポツンと墓を作るのも寂しいことだと思った。 なら、この機体のそばに置いてやれば未だ知り合いが見つけれるのではないかと――そんな理由を付ける。 けれど分かっている。そんなのは自分が安心するための、ただの詭弁だ。 この青年が放送で呼ばれた10人の中の一人なのか、それともその後に死んだのかは分からない。 どちらにしろ――アムロは、人が無意味に死んでいくのを止められなかったのだ。 死者を蔑ろにするつもりは無いが、今はそれ以上に時間が惜しい。 だからこその詭弁だった。 「……俺を笑うなよ、シャア。今は出来るか出来ないかじゃなく、やらなきゃいけないんだ」 ガナドゥールに背を向ける。ブンドルが行ってから数時間が過ぎていた。 機体の整備を一からやらなければいけなかったこと、首輪を確保しなければいけなかったことを差し引いても、この遅れは致命的だ。 スラスターを噴かし、ブンドルの元へ向かおうとしたその時。 ストレーガのレーダーが機影を捉えた。……ブンドルではない。 しかしギンガナムでもないだろう。あの子供のような無邪気な敵意は感じられない。 アムロが機影の主について思案していると、向こうの方から通信が入ってきた。 『あんたがアムロなのか? 俺はガロード=ラン。ブンドルのお兄さんに言われて、あんたと合流しに来たんだ』 「ブンドルに言われただって? ……何故君が一人で来る。ブンドルは一体……」 『お兄さんは無事だよ。ただちょっと理由があって……俺が一人で来た。 俺には今別行動してる仲間がいるんだ。アムロさんは俺らと一緒に行動するようにって言ってたぜ』 肥大化した集団は迅速さに欠ける。三四人の小集団を形成するつもりだとブンドルは言っていた。 アムロを中心に小集団を結成した後は一人で各所を回るつもりだとも。 少年の言い分とブンドルの目的は合致する。嘘をつけるような顔でもないな、とモニターに映る顔から判断。 「……分かった。君の言っていることは本当だろう。君に同行させてもらうことにするよ」 ◆ ガロードが行ったのを見送り――ブンドルは後ろを振り返る。 其処にいたのはギンガナムの乗るシャイニングガンダムだ。 「ブンドル……何故小生の命を取らなかった? あのまま討つことは簡単だったはずだ」 「君が煮ても焼いても食えない奴だというのは知っていたからな。……おっと、怒るな。冗談だ。 率直に言おう。――私たちに協力したまえ、ギム=ギンガナム」 「何だと?」 「私たちと共に、あの異形の怪物を討てと――私はそう言っている。君の力はそのまま斬り捨てるには惜しいものだったからな。 それに……考えてみたまえ。君が私たちに協力するということはすなわちアムロ=レイとの共闘を意味する。 どうだ? 少しはやる気が出てきたのではないかね? そもそも君の目的は黒歴史に残るほどの強者と戦うことだったはず――今この場で一番強いのは誰だ。 私たちの命を握っている主催者ではないか? アムロなど、事が終われば幾らでも手合わせする機会はあるだろう。 これでも君は――まだ無闇に闘い続けるのか?」 「アムロ=レイやガロード=ランとの共闘だと……! ブンドル――貴様、策士だな!?」 「フッ……まだまだ特典はあるぞ! 今なら各所に点在する殺戮者との交戦権も付けよう! この争いで最後まで生き残ろうとする人間だ、実力もそれなりにあるだろう。そのような相手に対して遠慮することはない。 思う存分君の拳を叩き込んでやれ!」 「いいだろう、その話乗った!」 フフフ……未だ見ぬ兵どもよ、待っておけ! このギム=ギンガナムが正義の拳をお見舞いしてやる! ……などとギンガナムが吼えている横で、ブンドルはほくそ笑んでいた。 (上手く乗ってくれたな。純粋な分、敵意の方向を変えるのも容易いということか。 ……だが、ギンガナムの真価はその戦闘力ではない。『黒歴史』……ギンガナムの持つ情報は、この戦場で大きな力になる) このゲームの参加者の中には、アムロやガロードのように黒歴史にその名を残している者が未だいるはずだ。 同様にガンダムが支給された参加者もだ。彼らに対して情報という形でアドバンテージが取れるのは大きい。 ガロードとその仲間のおかげでアムロを中心とした小集団も作れた。 ――反撃の準備は着々と整いつつある。 ブンドルは胸中で主催者である怪物へ語りかける。 (滅びの時間は近づいているぞ。余裕を持っていられるのも――今だけだ!) 【アムロ・レイ 搭乗機体:ストレーガ (スーパーロボット大戦D) パイロット状況:疲労、喪失感 機体状況:各部にダメージ(戦闘に支障無し) 現在位置:B-1 第一行動方針:ガロードの仲間と合流 第二行動方針:アイビスの捜索 第三行動方針:協力者の探索 第四行動方針:首輪解除のための施設、道具の発見 最終行動方針:ゲームからの脱出 備考:ボールペン(赤、黒)を上着の胸ポケットに挿している シャアの死亡を悟っています 首輪(エイジ)を一個所持】 【ガロード・ラン 搭乗機体:ガンダムF-91( 機動戦士ガンダムF-91) パイロット状態:全身鞭打ち・頭にたんこぶその他打ち身多数。 機体状態:微細な傷(戦闘に支障なし) 現在位置:B-1 第一行動方針:B-1にて神隼人との合流 第二行動方針:勇、及び勇の手がかり(エイジ)の捜索 最終行動方針:ティファの元に生還】 【レオナルド・メディチ・ブンドル 搭乗機体:サイバスター(魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL) パイロット状態:良好、主催者に対する怒り 機体状態:サイバスター状態、各部に損傷、左拳損壊 現在位置:B-3 第一行動方針:協力者を捜索 第二行動方針:三四人の小集団を形成させる 第三行動方針:基地の確保のち首輪の解除 最終行動方針:自らの美学に従い主催者を討つ 備考:ハイ・ファミリア、精霊憑依使用不可能】 【ギム・ギンガナム 搭乗機体:シャイニングガンダム(機動武闘伝Gガンダム) パイロット状態:良好(気力125) 機体状態:右腕肘から先消失、胸部装甲にヒビ、各部に軽度の損傷 現在位置:B-3 第一行動方針:ブンドルについていく 第二行動方針:倒すに値する悪を探す 第三行動方針:アイビス=ブレンを探し出して再戦する 最終行動方針:最も強い存在である主催を討ち、アムロ達と心ゆくまで手合わせ 備考:ジョシュアの名前をアイビス=ブレンだと思い込んでいる】 【二日目3 00】 BACK NEXT 私は人ではない 投下順 心、千々に乱れて 心、千々に乱れて 時系列順 決意と殺意 BACK NEXT Unlucky Color アムロ それぞれの思惑 我が道を走る人々 ガロード それぞれの思惑 Unlucky Color ブンドル Shape of my heart ―人が命懸けるモノ― Unlucky Color ギンガナム Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―
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テッカマンエビル 機体名 テッカマンエビル 全長 2.36m 主武装 テックランサー テッカマン共通武装その1。双方に槍が付いており、接近戦または投擲に使われる。ブレードのランサーと違い二つには分かれないが、十字型に変型させる事が可能。また先端の刃は分離して飛ばせ、ワイヤーで回収できる。 テックワイヤー テッカマン共通武装その2。手首から鋼線を出す。元は投げた、または弾かれたランサーの回収用なのだが、エビルはこれを使って捕縛もやってのけた。テックワイヤーはランサーの先から鋼線を出す。ランサーの先っぽを鋼線に接続、振り回すことも可能。劇中では戦車をスパスパ斬ってた。 ラムショルダー エビルにのみ付けられた武装。主に突進などに使われる。 クラッシュイントルード 装甲を変形させ、体を細くし、高速で体当たりする技。移動にも使われる。 ボルテッカ テッカマン共通武装その3。テックセットした際に生じ、体内に蓄積した反物質粒子『フェルミオン』を加速させ発射する大技。同じテッカマンを消滅されるほどの出力を誇るが、人体に激しいダメージが来るため、テックセット1回につき1発までとされている。また一方向に直線状にしか撃てない弱点もある。 PSY(サイ)ボルテッカ ボルテッカの弱点である一方向直線状、1回1発制限を打開した技。出力、軌道をある程度操り、さらには相手のボルテッカをも吸収してしまう凶悪な技。出力を下げれは連射も可能。 自爆 技とは言いづらいが一応掲載。レイピア、アクスがやったように自分の体内のエネルギーを全てボルテッカに変換して爆発を起こす技。当然使えば死にます。 特殊装備 ― これといったものは無いが、テッカマンの装甲は核弾頭をも防げるほどの強度をもつ 移動可能な地形 空中○、陸地○、水中○、地中× 備考 「テックセッター!」の掛け声で変身したシンヤのテッカマン状態。エビルのテッカマンとしての特性は多目的汎用型。その特性に相応しく、様々な状況にも対処できる。テッカマンとしての能力は他のテッカマンの頭一つ飛びぬけており、高い戦闘能力を誇る。後にブラスター化したブレードに歯が立たなくなった際にはブレードの後を追いブラスター化を果たす。だが元々高い戦闘能力ゆえに、ブラスター化による不必要な進化が肉体が耐えられず肉体組織の崩壊が起きた。
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投下順に読む Opening~100 101~200 時系列順に読む 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 参加者ごとに読む キャラ別追跡表 No. タイトル 登場キャラ 登場機体 場所 時刻 作者 0 Opening ノイ・レジセイアアルフィミィキララクスキョウスケエクセレンロジャーテニアメルアコスモユーゼス なし 不明 初日12 00 131さん 1 恋と呪い アキトユリカ YF-21ダイ D-7 初日12 40 ◆ZbL7QonnV.さん 2 DARK KNIGHT 統夜 ヴァイサーガ A-8 初日12 45 ◆T0SWefbzRcさん 3 純真なる抗体、真紅の悪鬼 クインシィラキエイジクルツ 真ゲッターネリーブレンフォルテギガスラーズアングリフ B-1???B-2 初日12 30 ◆9cdcQ8fLVYさん 4 天駆ける少女 比瑪 ペガス C-3 初日12 30 ◆YmyLBuF3agさん 5 月の戦神と黄金の指 ギンガナム シャイニングガンダム A-7 初日14 00 ◆IA.LhiwF3Aさん 6 悪の美学 ブンドル サイバスター A-8 初日12 20 ◆ZbL7QonnV.さん 7 仮面の舞踏会 ユーゼスベガ アルトアイゼン月のローズセラヴィー D-4 初日12 30 ◆caxMcNfNrgさん 8 悩める少年 マサキカズイ 旧ザク百式 C-4 初日未明 ◆BdmRjU2Op2さん 9 魔神、起動! ガロード マジンガーZ B-1 初日未明 ◆T6.9oUERykさん 10 赤い彗星 アムロシャア VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイル G-1 初日14 30 ◆T0SWefbzRcさん 11 護るために 綾人 アルトロンガンダム B-5 初日12 30 ◆tgy0RJTbpAさん 12 人とコンピューター ジョナサンキラ JアークF-91 B-4 初日12 15 ◆IcNDxBraWsさん 13 若い、黒い、脅威 モンシアバーニィ ガンダムヘビーアームズ改ブラックゲッター H-3 初日13 00 ◆B042tUwMgEさん 14 アンチボディ、二体 アイビスジョシュア ヒメ・ブレンクインシィ・グランチャー B-3 初日未明 ◆f3zMLtBTIkさん 15 金髪お嬢とテロリスト カテジナギャリソンコスモ プロトガーランドガンダムレオパルドデストロイジガンスクード・ドゥロ C-5 初日14 30 ◆9cdcQ8fLVYさん 16 ホワイトドール ソシエ 機鋼戦士ドスハード E-5 初日12 30 ◆caxMcNfNrgさん 17 邪龍空に在り 孫光龍 レプラカーン F-1 初日未明 559さん 18 彼女の答え カティア VF22S・Sボーゲル2F E-2 初日12 25 ◆Y3PBSdzg36さん 19 花言葉は「勇敢」 甲児 ナデシコ D-3 初日未明 ◆6.x14AMM0oさん 20 ……ぶっちゃけ、すっげー恥ずかしかった シャギアオルバ ヴァイクランディバリウム C-3 初日14 00 ◆ZbL7QonnV.さん 21 無題 ムサシ RX-78-2ガンダム D-7 初日12 50 ◆T6.9oUERykさん 22 憎悪 テニアメルアグ=ランドン竜馬 ベルゲルミル(ウルズ機)ジム・カスタムラフトクランズ大雷凰 C-8 初日12 50 ◆u34lXU/BOYさん 23 情け無用のロンリーウルフ キッド クロスボーン・ガンダムX2 E-6 初日12 40 ◆eK/Y5OG4jwさん 24 人間様をなめるなよ 隼人 YF-19 H-4 初日未明 ◆crnnAi5R12さん 25 心に、悪魔宿りて シンヤ サイコガンダム G-6 初日12 45 ◆YmyLBuF3agさん 26 Power trip ゼクスカミーユカズイマサキゴステロ メディウス・ロクスメリクリウス百式旧ザクスターガオガイガー C-5 初日12 55 ◆vQm.UvVUE.さん 27 マジンガーZvsゲッターロボ! ガロードクインシィ マジンガーZ真・ゲッター1 B-1 初日12 40 ◆T6.9oUERykさん 28 Impact of The Red アムロシャア孫光龍 VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルレプラカーン H-1 初日15 00 ◆IA.LhiwF3Aさん 29 ウルズ6 クルツラキエイジ ラーズアングリフネリー・ブレンフォルテギガス B-1 初日14 30 ◆Onlx.bOl5Iさん 30 仮面の作戦会議 ユーゼスベガ アルトアイゼン月のローズセラヴィー D-4 初日12 50 ◆IcNDxBraWsさん 31 歌と現実 ラクスヒイロ EVA零号機レイダーガンダム E-3 初日13 00 ◆h13q4eyrNsさん 32 闇色をした『王子』さま アキトユリカ YF-21ダイ D-7 初日13 20 ◆caxMcNfNrgさん 33 The two negotiators ロジャーリリーナ九鬼 騎士鳳牙セルブースターヴァルハラドラグナー2型カスタム F-7 初日13 30 ◆Fk59CfYpJUさん 34 ブレンとグラン ジョシュアアイビス クインシィ・グランチャーヒメ・ブレン B-3 初日14 00 ◆OBzaXJXIWoさん 35 美しくない アキトユリカブンドル YF-21ダイサイバスター D-7D-6 初日15 20 ◆T6.9oUERykさん 36 武人ギム・ギンガナムの独白 ギンガナム シャイニングガンダム A-7 初日14 30 885さん 37 始まりの葬送曲 アスランバサラ ファルゲン・マッフラーゼフォン B-6 初日14 45 ◆gw.2K3uEb6さん 38 そして騎士は走り出す 統夜 ヴァイサーガ A-8 初日14 00 ◆OBzaXJXIWoさん 39 追悼 カティア VF22S・Sボーゲル2F E-3 初日14 00 ◆Y3PBSdzg36さん 40 黄色い幻影 綾人 アルトロンガンダム B-5 初日未明 ◆caxMcNfNrgさん 41 お姉さんと一緒 ガロードクインシィ マジンガーZ真ゲッター B-1 初日15 30 ◆T6.9oUERykさん 42 貫く、意地 キョウスケバーニィ ビルトファルケン(L)ブラックゲッター E-5 初日15 30 ◆a1WpzCXC9gさん 43 インターミッション ゼクスカズイカミーユマサキ メディウス・ロクスメリクリウス百式旧ザク C-5 初日13 30 ◆vQm.UvVUE.さん 44 狂宴 ユーゼスベガゴステロ アルトアイゼン月のローズセラヴィースターガオガイガー D-4E-4 初日14 30 ◆T6.9oUERykさん 45 盤の上で駒は計略を巡らせて シャギアオルバ比瑪甲児 ヴァイクランディバリウムペガスナデシコ D-3 初日15 00 ◆IA.LhiwF3Aさん 46 一応スゴい人達 アムロシャア VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイル H-2 初日16 00 ◆30UKBYJFE.さん 47 はじめてのしゃいにんぐふぃんがー ギンガナム孫光龍 シャイニングガンダムレプラカーン A-8 初日16 00 ◆h13q4eyrNsさん 48 楽勝! バーニィ ブラックゲッター E-5 初日16 30 ◆Nr7qwL8XuUさん 49 髑髏と悪魔が踊るとき キッドシンヤ クロスボーン・ガンダムX2サイコガンダムテッカマンエビル F-6 初日14 30 ◆IA.LhiwF3Aさん 50 閃光 モンシアヒイロ ガンダムヘビーアームズ改レイダーガンダム G-3 初日14 30 ◆caxMcNfNrgさん 51 核ミサイルより強い武器 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム F-8 初日15 00 ◆w4z2Zc6V4Mさん 52 東北東に進路を取れ ジョナサンキラ JアークガンダムF-91 B-4 初日12 55 ◆eK/Y5OG4jwさん 53 死活問題 シンヤロジャーリリーナ テッカマンエビル騎士鳳牙ヴァルハラ D-7 初日15 30 ◆Nr7qwL8XuUさん 54 淡い記憶と、現実 統夜 ヴァイサーガ A-1 初日15 30 ◆w4z2Zc6V4Mさん 55 迷いの行く先 アスランヒイロ ファルゲン・マッフレイダーガンダム F-6 初日15 50 ◆vQm.UvVUE.さん 56 殺意は昏き火が如く リョウ 大雷鳳 C-8 初日13 30 ◆ZbL7QonnV.さん 57 カフェタイム ―あんたらつくづく…― カテジナギャリソンコスモ プロトガーランドガンダムレオパルドデストロイジガンスクード・ドゥロ C-5 初日15 00 ◆dHWlzxs/ngさん 58 気になる、あの子 アキトユリカ YF-21ダイ D-7 初日15 30 ◆caxMcNfNrgさん 59 我が道を往く人々 バサラガウルン ラーゼフォンマスターガンダム B-5 初日16 00 ◆IA.LhiwF3Aさん 60 薄氷の同盟 アスランヒイロ九鬼 ファルゲン・マッフレイダーガンダムドラグナー2型カスタム F-6 初日16 00 ◆T6.9oUERykさん 61 戦場の帰趨 バーニィモンシア ブラックゲッターガンダムヘビーアームズ改 G-6 初日17 40 ◆ZimMbzaYEYさん 62 混乱 クインシィガロード統夜ギンガナム 真ゲッターヴァイサーガシャイニングガンダム B-1 初日16 40 ◆T6.9oUERykさん 63 出会いと再会 ユーゼスベガキョウスケ アルトアイゼン月のローズセラヴィービルトファルケン(L) D-4 初日16 00 ◆caxMcNfNrgさん 64 護るべきもの ロジャーリリーナアキトユリカ綾人 騎士鳳牙ヴァルハラYF-21ダイアルトロンガンダム D-7 初日16 20 ◆T6.9oUERykさん 65 パンがなければお菓子をお食べ ソシエシンヤ ドスハードテッカマンエビル D-7 初日16 15 ◆ZimMbzaYEYさん 66 アンチボディー ―半機半生の機体― ジョシュアアイビス統夜ギンガナムクインシィガロード隼人 クインシィ・グランチャーヒメ・ブレンヴァイサーガシャイニングガンダム真イーグル号真ジャガー号YF-19真ベアー号 H-2H-1A-2B-1 初日17 45 ◆Nr7qwL8XuUさん 67 いい人たち シャギアオルバ甲児比瑪 ヴァイクランディバリウムナデシコペガス D-3 初日16 00 ◆T6.9oUERykさん 68 引き合う風 ブンドルマサキカミーユゼクスカズイ サイバスター百式メリクリウスメディウス・ロクス D-5 初日16 00 ◆y12NUCIPVsさん 69 コーヒーブレイク 孫光龍 レプラカーン A-8 初日17 00 ◆ZbL7QonnV.さん 70 悪運 キョウスケユーゼスベガ ビルトファルケン(L)アルトアイゼン月のローズセラヴィー D-4 初日16 30 ◆ZbL7QonnV.さん 71 ふりまわされる人、ふりまわす人 アムロシャアエイジラキクルツ VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルフォルテギガスネリー・ブレンラーズアングリフ H-2A-2 初日17 00 ◆ZimMbzaYEYさん 72 遥か高くに翼は舞い ブンドルマサキカミーユゼクスカズイ サイバスター百式メリクリウスメディウス・ロクス D-5 初日16 45 ◆ZbL7QonnV.さん 73 『歌』に振り回される人達 ガウルンカテジナギャリソンコスモバサラ マスターガンダムラーゼフォンガンダムレオパルドデストロイジガンスクード・ドゥロプロトガーランド B-5 初日17 20 ◆6OiAlncQEさん 74 堕ちた少女 カティアテニアムサシ VF-22S・Sボーゲル2Fベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム D-6 初日17 10 ◆ZimMbzaYEYさん 75 それぞれの立場 それぞれの道 ロジャーリリーナアキトユリカソシエシンヤリョウ 騎士鳳牙ヴァルハラYF-21ダイドスハードテッカマンエビル大雷鳳 D-7 初日17 00 ◆Nr7qwL8XuUさん 76 血に飢えた獣達の晩餐 ロジャーユリカソシエシンヤリリーナアキトリョウ 騎士鳳牙ダイドスハードテッカマンエビルヴァルハラYF-21大雷鳳 D-7D-8A-6B-6 初日17 40or17 55 ◆Nr7qwL8XuUさん 77 彼らの乗機は強力です シャギアオルバ甲児比瑪ジョナサンキラ ヴァイクランディバリウムナデシコJアークガンダムF-91 D-3 初日17 00 ◆OWmug8uCwさん 78 ガンダムファイト ガウルンギャリソン マスターガンダムガンダムレオパルドデストロイ B-5 初日17 55 ◆op3oYkZrywさん 79 第一回放送 アルフィミィ なし 不明 初日18 00 ◆9NAb4urvjAさん 80 任務……了解 アスランヒイロ九鬼 ファルゲン・マッフレイダーガンダムドラグナー2型カスタム F-4G-6 初日18 10 ◆RmVnSh2jvgさん 81 煮えきらぬ者 バーニィ ブラックゲッター G-6 初日18 10 ◆960Brut/Mwさん 82 オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 アムロシャアアイビス VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルヒメ・ブレン H-2 初日18 30 ◆9NAb4urvjAさん 83 殺し合い 統夜 ヴァイサーガ G-1 初日18 20 ◆T0SWefbzRcさん 84 テニア日誌 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム D-6 初日18 05 ◆Nr7qwL8XuUさん 85 依頼主死すとも依頼は死なず ロジャー 騎士鳳牙 D-8 初日18 05 ◆pqQ1ngVOkgさん 86 キラ ジョナサンキラ JアークガンダムF-91 C-5 初日18 15 ◆vQm.UvVUE.さん 87 巨虫、岩を打ち抜いて 孫光龍 レプラカーン A-8 初日18 20 ◆vBGK6VSBWMさん 88 類(仮面)は友(仮面)を呼ぶ ユーゼスベガカミーユキョウスケゼクスカズイ アルトアイゼン月のローズセラヴィーメリクリウスビルトファルケン(L)メディウス・ロクス D-4E-5 初日18 10 ◆ZimMbzaYEYさん 89 騎士の美学 ブンドル サイバスター G-5 初日18 20 ◆C0vluWr0soさん 90 追う鬼、追われる鬼 ユリカソシエ ダイ D-7 初日19 20or19 30 ◆caxMcNfNrgさん 91 歌えなくなったカナリア キラジョナサンバサラコスモ JアークガンダムF-91プロトガーランドジガンスクード・ドゥロ C-6C-5 初日18 55 ◆WgWWWgbiY6さん 92 少女ハンター・ランドール マサキソシエ 百式 D-7 初日20 30 ◆9NAb4urvjAさん 93 赤と流星、白と勇者王 ゴステロアムロシャアアイビス スターガオガイガーVF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルヒメ・ブレン H-2G-2 初日19 30 ◆C0vluWr0soさん 94 Time Over ―私の中のあなたにさよならを― ラキエイジクルツ ネリー・ブレンフォルテギガスラーズアングリフ A-2 初日18 20 65さん 95 嵐の前 キラ Jアーク C-6 初日19 05 ◆/.Cqqep.oIさん 96 MISS ジョナサン ガンダムF-91 B-4 初日21 25 ◆/.Cqqep.oIさん 97 ゲスト集いて宴は始まる モンシアヒイロバーニィ孫光龍九鬼 レイダーガンダムブラックゲッターレプラカーンドラグナー2型カスタム G-6 初日19 50 ◆I4R7vnLM4wさん 98 もしも、その時は キラテニアムサシ Jアークベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム C-6 初日19 50 ◆vBGK6VSBWMさん 99 休息 アキトガウルン YF-21マスターガンダム C-5 初日19 40 ◆960Brut/Mwさん 100 マイペース二人 ラキギンガナム ネリー・ブレンシャイニングガンダム G-8H-8 初日20 00 ◆aalWSIpMG2さん